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自社拠点やシェアオフィス、自宅など働く場所の制約を開放する“ハイブリッドワークプレイス”の考え方を実現するためには、どのような端末基盤がふさわしいでしょうか。
VDI | FAT端末 | |
---|---|---|
ユーザビリティ | △ | ○ |
コスト | △ | ○ |
盗難・紛失対策 | ○ | × |
これまではセキュリティ対策(端末の盗難・紛失リスク)を優先的に考えると、VDI方式の採用が最も妥当な選択肢となっていました。
一方で、VDI方式には、ユーザビリティやコストに慢性的な課題が残ったままです。
その問いに対する答えとして「セキュアFAT」ソリューションを私どもはご提案致します。
盗難・紛失アクシデントの発生時に、即座にデータを無意味化するソリューションです。“秘密分散”技術を利用し、ユーザデータを端末とクラウドに分離して保管します。
システムは、端末にインストールするアプリケーションと分散片を保管するクラウドがセットで提供されるシンプルな方式です。
分散片は1端末当たり数KBであり、ネットワークに負荷をかけません。
※ 当社で市販ソフトウェアとSIをパッケージしたサービスです。
※ FAT(ファット)はシンクライアント(Thin Client)のThin(シン)に対する対義語として通常のデバイスをFat Client(ファット クライアント)と呼びます。
クラウド接続時に分散片と結合(マウント)し、アクセス可能。
(分散片のデータ通信は元のファイルの大きさに限らず数kb)
分散片と結合(マウント)できないため、仮想ドライブ自体にアクセスすることができません。
FAT端末(通常のPC等)をそのまま使用するためVDI等と比較した場合、1台あたりのセキュリティコスト削減に大きく貢献します。
※コスト削減効果の目安等につきましてはこちらよりお問い合わせください。
客先でのプレゼンや飛行機などでの作業、通信環境を遮断したセキュリティエリアでの利用に備えたオフライン利用も可能です。
オフラインストレージとして利用可能なデバイス
ユーザから端末の盗難・紛失連絡を受けた管理者は 管理コンソールからユーザーの分散片をロックすることで即時に無効化します。
これにより盗難・紛失連絡を受けたPC単体のセキュリティを突破されても分散片が揃わないためPCの状況に関わらず、データを復元することはできません。
また「無意味化」により一部のデータを推測することもできないため、「情報漏洩」には該当しません。
すべての処理はクラウド上で完結するため、対策が確実に実施されたことを説明出来ます。
紛失・盗難にあったPC等が発見された場合、管理者は管理コンソールからユーザーの分散片をロック解除することで再び分散片を有効化することができます。
これにより利用できなかったデータに再びアクセスできるようになります。
Office365のストレージサービスであるOneDriveをファイル共有インフラとして利用している場合、PCの盗難・紛失時に、端末上に残っているキャッシュが問題となるケースがあります。
「セキュアFAT」ソリューションはOneDriveのキャッシュフォルダをZenmu仮想ドライブに含めることが可能です。
他のデータ同様、「情報漏洩」を防ぐことができます。
Microsoft 365などでAzure ADをご利用のお客様は新規にアカウント情報を発行・管理する必要はありません。
従来のアカウントでログインすることも可能です。
より詳しく知りたい方はこちらの動画をご参照ください。
(約12分)
「セキュアFAT(ファット)」は、従来のVDI(仮想デスクトップ)同様、管理者側での一元管理を行うため強固なセキュリティを維持していますが、以下の点において相違があります。
VDI等 | セキュアFAT | |
---|---|---|
データの保管 | システム側で一括管理。 | 分散片(数kb)のみシステム管理。 残りのデータはユーザー側。 |
アプリケーション | システム側 | ユーザー側 |
費用 | 高額 | VDIより廉価 |
Web会議 | 低パフォーマンス。 画像や音質に低下がみられる場合がある。 |
原則支障なし(※) |
※ デバイスそのものの性能を発揮するため、VDIと異なりパフォーマンスを犠牲にしません。
但し、デバイスそのものが著しく旧式である等の理由により」の性能が不足している場合この限りではありません。
「セキュアFAT」ソリューションの導入検討・構築・運用をご支援するサービスをご用意しております。
※ 本サービスは、株式会社ZenmuTech社の「ZenmuVirtual Drive」を活用し、弊社にて付加サービスをご提供するものです。